【この記事に登場する人】竹浦聡志(たけうら・さとし)。パフォーマンスベースA.A.A.代表。1996年大分県中津市生まれ。専門学校で日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得、トレーナーとして活動。現在は、専門学校での非常勤講師やパーソナル、チームでのトレーナーなど幅広く活躍。主婦からトップアスリートまで幅広いクライアントを抱え、パーソナルトレーニングコーチとして主に福岡県内で活躍する竹浦聡志氏。トレーナーとして活躍するかたわら、故郷である大分県でプロ野球OBを招いた野球教室を2025年1月26日に開催。野球教室に込めた地元、野球界への思いを聞いた。-パーソナルトレーナーになった経緯を教えてください。大分県中津市出身です。小学校2年生から高校3年生まで部活動として野球に取り組みました。高校3年時進路を決める段階で、競技者ではなく支える側としてスポーツ業界に貢献したいとトレーナーの道に進むことを決めました。高校卒業後福岡県内の専門学校に進学、「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー」の資格を取得し卒業後トレーナーとして開業しました。-竹浦さんはどのような施術を得意としていますか?中長期的なパフォーマンス改善、けがをしにくい身体づくりのお手伝いをしています。一方的に施術をするだけでなく、原因を本人に説明、理解していただくことで、ご自身でセルフケアができるような環境作りに努めています。五十肩、腰痛を治したいなど、健康管理を気にされる中高年の方からお声掛けいただくことが多いです。アスリートに対しての取り組みをご紹介すると、現在PLEIADES福岡SUNS(以下、「SUNS」)というXリーグに所属するアメリカンフットボールチームにトレーナーとして参画しています。アメフトはケガが多いスポーツですが、ダッシュとストップの繰り返しが多いため、特に肉離れがとても多いと感じています。 肉離れの発生原因、防止のために必要な強度、トレーニング方法、ケア方法などを啓蒙しながら組織全体で発生を抑える取り組みを行っています。-SUNSへはいつ参画されましたか?トレーナーとして独立した2021年に、アスレティックトレーナーという資格を持つトレーナーを探していたとのことで条件が合致し参画しました。トレーニング指導、啓蒙活動を行ってきたことで、けがは減ってきました。数年来コミュニケーションを重ねたことで、徐々に選手の方から話してくれる情報も増え、効果的な施術ができるようになってきたと感じています。もともと私は高校生まで野球をやっていたのでアスリートの気持ちがわかるつもりです。もちろん競技特性の理解は必要ですが、野球とアメフト、異なるスポーツでも悩むポイントは共通すると感じています。今後はさらに幅広くアスリートのパフォーマンス改善に貢献できればと考えています。-スポーツへ貢献したいという思いから元プロ野球選手を招いた野球教室を企画しているとお聞きました。2025年1月26日に私の地元大分県中津市で野球教室を開催します。中津出身である元福岡ソフトバンクホークスの奥村政稔さんに講師をしていただきます。私が小学生の時にも野球教室で元プロ野球選手と接する機会がありました。当時憧れの選手から指導してもらい、うれしかったですし、野球に前向きに取り組む大きなきっかけになりました。大人になり、スポーツ業界に携わる立場となった今、同じような機会を子供たちに提供できれば恩返しになるのではと思い企画しました。中津市の野球チームを招待する予定です。-子ども達にはどんな体験をしてもらいたいですか?野球教室では、奥村さんが技術指導、私からメンテナンス・トレーニング指導をそれぞれ行う2部構成で考えています。パフォーマンス改善と、けがをしづらい身体作りの両方を体感していただき、けがが少なく長い野球人生を歩んでもらいたいです。この野球教室の中から日本代表選手が誕生すれば最高にうれしいですね。-運営費用等準備は順調ですか?おかげさまでご協賛のお申し出を複数いただいています。法人個人関係なく幅広くご協賛を募集しています。ご協賛に対する返礼としては、横断幕へのお名前、ロゴの掲載等を考えています。個人の方へは私のパーソナルトレーニング割引なども検討中です。物品やサービスなど現物でのご協賛もご検討いただけるのであればぜひお願いしたいです。協賛返礼の具体的な内容、野球教室の詳細は直接ご説明させていただきたいので、ご興味がある方はぜひご連絡ください!竹浦さん連絡先・・・tring.sports@gmail.com-最後に、今回野球教室を主催する思いをあらためて教えてください。先日私がお世話になっていた少年野球チームに臨時コーチとしてお邪魔したのですが、子どもたちのひたむきな姿や新しい知識や技術に対する吸収力をあらためて感じました。スポーツに携わる大人になった今、彼らに新たな知識や技術に接する機会を提供したいです。<取材・文>佐藤大輔(Spoship編集部)【関連リンク】竹浦聡志 公式InstagramパフォーマンスベースA.A.A. 公式LINE