Bリーグ(日本バスケットボールリーグ)は、日本のプロバスケットボールリーグです。2016年に創設され、国内のバスケットボールの発展と普及を目指しています。Bリーグはトップレベルのプロバスケットボールリーグとして、国内のファンに高い人気を誇っています。Bリーグ概要Bリーグは以下を「B.LEAGUEの3つの使命」として日本のバスケットボール界の発展を目指すプロリーグです。・世界に通用する選手やチームの輩出・エンターテイメント性の追求・夢のアリーナの実現「B1」「B2」「B3」の3部構成から成り立っており、それぞれのリーグに所属するチームが競い合います。シーズン中にはリーグ戦のほか天皇杯などのカップ戦も開催されます。41都道府県にBリーグチームが存在しており、全国的に人気を博しています。(参考:https://www.bleague.jp/about/history/)Bリーグの歴史発足Bリーグは2016年に発足しました。それ以前は国内最高峰のバスケットボールリーグを管轄する組織として、日本バスケットボール協会(JBA)とナショナルバスケットボールリーグ(NBL)が別々に存在していました。「実業団」と「プロ」、それぞれチームの位置づけに考え方の相違があったことが原因でした。FIBA(国際バスケットボール連盟)からはガバナンスの欠如を問題視され、2014年にはFIBAの国際資格停止処分を受け、2015年リオデジャネイロオリンピックへの出場が危ぶまれました。この危機を乗り越え2つのリーグは統合し、新たにBリーグが誕生しました。2016年の開幕シーズンには、大阪エヴェッサ対アルバルク東京の試合が行われ、多くのファンが詰めかけました。開幕以来、Bリーグは急速に成長し、日本のバスケットボール界に新たな風を吹き込んでいます。オリンピックでの活躍2021年に開催された東京オリンピックでは女子代表が銀メダルを獲得しました。それまでオリンピックで日本代表チームがメダルを獲得することはなく史上初の快挙でした。男子チームもパリオリンピック予選を兼ねて開催されたFIBAバスケットボールワールドカップ2023で、アジア最上位に入り、48年ぶりの自力でのオリンピック出場枠を獲得する激戦を見せました。BリーグとJBA(日本バスケットボール協会)が連携した選手育成プログラムなどが、国際大会で活躍できる人材の発掘と育成に貢献しています。また、代表選手はBリーグで活躍する選手が中心となって構成されており、オリンピックによる熱気の高まりによりBリーグへの注目度がさらに高まりました。パリオリンピックでは男女代表でのメダル獲得が期待されています。Bリーグのビジネス売上高Bリーグの売上高は、創設以来順調に増加しており、2022年シーズンの売上高は約153億円に達しました。主要な収益源としては、スポンサーシップ、放映権料、チケット販売、および関連商品の販売があります。特にスポンサー収入が大きな割合を占めています。(参考:https://www.bleague.jp/files/user/about/pdf/clubfinancialsettlement_2022.pdf)「B.革新」Bリーグは2026シーズン以降に「B.革新」と題し、競技成績による昇降格を廃止し、ライセンス基準を満たすことで新B1入会の基準となる「エクスパンション型リーグ」への移行を発表しています。トップカテゴリのB.LEAGUE PREMIER(B.プレミア)では、ドラフト制度、選手の年俸総額に上限を定める「サラリーキャップ」導入のような制度を導入し高いレベルでの競争が求められるほか、売上12億円/平均入場者数4,000名/収容人数5,000人以上アリーナ、などさまざまな基準参入基準が設定されます。このような新たな仕組みを設け、Bプレミアは米プロNBAに次ぐ「世界第2位のリーグ」を目指すのです。(参考:https://www.bleague.jp/new-bleague/format/)まとめBリーグは、2016年の発足以来、日本のバスケットボール界に大きな影響を与えています。毎年観客動員数は右肩上がりに増えており、国際大会での代表の活躍も顕著です。順調に人気と実力を高めていると言えます。国内外のファンの支持を受け、Bリーグは2026シーズンの「B.革新」以降さらなる発展が期待されます。